2017/08/28

シンガポールからビンタン島(インドネシア)に行ってみた

 こちらのみなさんから「インドネシアにも行ってみろ」と言われたので、シンガポール東部からフェリーで50分ほどで行くことのできるリゾート地であるビンタン島に行ってみました。

旅行を思い立ってから、ホテルとフェリーの予約、スパの予約をしました。ホテルはHotels Combinedという比較サイトを使ってアンサナ・ビンタンを予約しました。1泊1万円ほどとリーズナブルなリゾートホテルもあったので迷ったのですが、今回は「リゾート地に行ってスパを受けて、あとはダラダラする」というつもりでいたため、スパの評判がよいアンサナにしました(朝食込みで18,000円ほど)。スパはアンサナ・スパのホームページからボディもフェイシャルもある3時間フルコースを「えいやっ」と申し込みました(27,000円ほど)。フェリーはBintan Resort Ferriesのホームページからエメラルドクラス(グリーン席みたいなもの)にしました(往復で10,000円弱)。週末は混むという情報の通り、10日ほど前の時点でレギュラーシートはほぼ完売でありました。エメラルドの売りは、専用のラウンジが使えて(飲み物やお菓子あり)、優先的に乗降ができて、飲み物付きの指定席のゆったりした座席であるということです。乗り物酔いをしやすい人や席のスペースが欲しい人はエメラルドにした方がよいと思います(シンガポール側は揺れが激しい感じだったので、乗り物酔いをしやすい人は酔い止めを飲んだ方がよいです)。

それでは、旅の記録です。

アパート最寄のタクシー乗り場からタナ・メラ・フェリー・ターミナルへ。

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フェリー会社のカウンターでチェックインをして、出国手続き。手続きが済んだら、ラウンジへ。ここで関税の書類を記入して、のんびり待ちます。シンガポール側ではお茶やコーヒー、ビスケットが無料でいただけます(ジュースやビールは有料)。

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出港から50分ほどでビンタンに到着。

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さくっと入国手続きを終えて出てみると(エメラルドだと並ばずに入出国の手続きができて楽ちん)、ターミナルにホテルの方がお待ちかね。人数がそろうまで、ホテルごとの待合室で待ちます(ホテルの中にも近くにもコンビニのようなものはないので、飲み物・食べ物などはターミナルの売店で買っておいた方がよいです!)。予約客がそろったところでバスに乗り込んで出発。

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降り出した雨に不安を感じつつ、ホテルに到着。昼ごろに着く便で行ったため、ロビーはチェックアウトをするみなさんでごった返しておりました。というわけで、言われるままロビーで座って待っていると、フロントの人が手続きに来てくれました。ここでフェリーのバウチャーも出してと言われました(帰りのフェリーのチェックインはホテルでやってくれるため。チケットはチェックアウトの時にもらえます)。チェックインは15時ということなので、それまでは各々適当に過ごします。

そんなわけで、まずは腹ごしらえ。

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ラクサの葉っぱが入っていなくてもラクサと言うのか…と思いつつ、ビンタン・ラクサをいただきました。

腹ごしらえが済んだところでスパへ。

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このような部屋で施術を受けます。3時間コースとなっているけれども最後の30分はスージング(お茶や)の時間であること、お茶をしているわきでお姉さんが片付けを始めるので微妙に落ち着かないことに注意が必要ですが、マッサージは非常に気持ちよく、肌もすべすべになりました(奮発してよかった!)。

スパのあとは部屋でひと息。

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この日のアンサナでは夕食はビーチでのバーベキュー・ビュッフェのみと言われ、雨が降ったり止んだりするなかで屋外で食事をするのは気が引けたので、同系列のバンヤン・ツリーのインドネシア料理のレストランに行くことにしました(アンサナからは車で、バンヤンからはカートで。今回の旅行は雨に降られてしまったので、バンヤンでのカート移動は良いアトラクションになりました)。

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メインはミー・ルブス、デザートはインドネシア風アイス(コメとココナツミルクを使っている)。ビンタン島のレストランに共通のサービスなのかは分かりませんが、アンサナでもバンヤンでもお通しのようにチップス(各種チリソース付き)が出ます。特にバンヤンでは6種類もチリソースがついていたので、食べ比べができて楽しかったです(シンガポールでも買えるようなら、各種チリソースは買って帰ろうと決意)。

アンサナに戻ってからは本を読んだりしながらのんびりして、就寝。起床後は朝ごはん(ビュッフェ)。

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普通の朝食ビュッフェのようなメニューとともに、ロントンなどもありました。

朝食後は自転車を借りてサイクリングを試みるも、雨が降り出したので20分ほどで退散。ホテルに戻ってからはチェックアウトの時間までひたすら部屋でごろごろしていました。ビーチでぼうっとするか、島内にあるというショッピングセンターを冷やかすかしようと計画していたものの、チェックアウトの頃にゲリラ豪雨よろしく雨が降り出したため、お昼ご飯を食べてから送迎の時間まではロビーで時間をつぶすことになりました。

そんなこんなでビンタンのフェリーターミナルへ。自動ドアが開かずに焦ったけれども通りかかった職員さんに声をかけて入ることができた、ビンタン側のラウンジ。

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ここから優先搭乗をしたシンガポールへ帰還。ビンタン側は搭乗時もほとんど揺れなかったのに、シンガポールに近づくほどに揺れがひどくなり、ちょっとだけ気分が悪くなりました(乗り物酔いをしやすい人はやっぱり酔い止めを飲んだ方がよいと思う)。船から下りたらさくっと入国手続きをして、帰宅。

雨に降られたためにビーチでのんびりしたり、島内の他の施設に行ってみたりといったことは残念ながらできませんでした。こんなことならリーズナブルなところに泊まってレイトチェックアウトにすればよかった…とか、フェリーの時間をホテルのチェックアウトに合わせて昼か15じくらいの便にすればよかった…と思ったりもしましたが、フェリーでの海外旅行とスパを体験できたことでよしとしたいと思います。

2017/08/17

ブキ・ティマ自然保護区

 実は滞在先の近所には自然保護区があります。「歩いたりするのが好きなら、行ってみたら?」と言われていたこともあり、銭湯の翌日に行ってみることにしました。

 

多読用に入手した英語本でたまたま見つけた情報によると、ブキ・ティマ自然保護区は200年前からある熱帯林で、シンガポールの動植物の40%がここにあるのだとか。

 

最寄駅はMRTダウンタウン線のBeauty World駅です。AかBの出口を出て、直進します(Aの方が直線では近いのですが、Bの方が安心安全という気がします)。

 

B出口の場合はCourtsのあたりで歩道橋に出くわしますので、それを渡ります。

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歩道橋を渡ると左手に看板が見えるので、そちらの方向に向かいます。

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ひたすら進みます。

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すると登り口が現れます。

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思いのほか勾配のきつい道(ショートカットなの階段ルートと勾配ゆるめの回り道ルートがある)を登ると…

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頂上に到着します。

 

標高163メートルとのことなのでものすごい距離を登るということはないのですが、森の木々のおかげでひんやりするのに、勾配が割とあるので汗だくになります。強者用のトレイルコースもありますが、登って降りてくるくらいでもウォーキングのコースとしては良い感じのところです(実際、ウォーキングのノリで来ている地元の人がほとんどという気がします)。

 

地球の歩き方には、自然保護区を歩いてからビューティワールドセンターでご飯を食べ、グランドスタンドなどをぶらぶら…というようなことを書いてありましたが、それはいかがなものかと思います。ホーカーでご飯を食べるのはいいとしても、うろうろするよりもシャワーを浴びたくなると思うなぁ。

2017/08/12

シンガポール的銭湯に行く

 うさぎたちを溺愛できないということを除けば大きな問題もなく、のほほんと過ごしております。が、小さな問題はあります。例えば、お風呂。滞在させてもらっているアパートにはバスタブはなく、ここ1ヶ月はシャワーを浴びるだけの生活となっています。シャワーでもリフレッシュできないわけではないけれど、スマホをいじったり本を読んだり…と湯ぶねにつかってダラダラするのが常であった身としては、やっぱり物足りない。

 

お安いスパはないものか…と検索をしていたら、シンガポールに入浴施設があることを発見!その名は、「湯の森温泉」。入浴料が38Sドル(税別)なので、日本のスーパー銭湯の感覚は「高っ!」となるのですが、思いきって行ってきました。

 

MRTサークル線(黄色)のStadium駅で降りて、A出口を目指します。

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A出口を出たとこと。

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ちょっと進むと右手にショッピングセンターがあるので、そこに入ります。右手にボルダリングの壁を見ながら前進します。

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 こんな風に「湯の森温泉」の案内が出てくるのでひたすら前進。突き当たりを右折するとエスカレーターがあるので、そのまま上がります。

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入ったら左手にある下駄箱に靴を入れ、受付をします。せっかくなので、今回はタイマッサージ60分とのセットメニュー(118ドル;別々に頼むよりは割安)にしました。「日本式」ということで何も着ないで入浴ができる施設ではありますが、「ぜ、全裸っすか⁉︎」と思ってしまう方のために水着のようなものも提供してくれます(受付で「ビキニ着ます?」と聞かれる)。

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日本の入浴施設と同じようにのれんをくぐり、タオル(大小1枚ずつ)と浴衣を受け取って脱衣所へ。さらに奥にお風呂があります。女湯にはジェットバス(寝湯)、バブルバス、シルクバス、炭酸風呂、スチームサウナ、水風呂がありました。清潔感がある施設で、気持ちよく入浴ができました。足をのばして湯ぶねにつかれるのって最高ですわ。 

なお、お風呂の他にはマッサージブース(個室になっている)、カフェ、休憩所があります。

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(休憩所はこんな感じ)

 

この後、マッサージを受けました。マッサージの強さや重点的に揉んでほしいところの希望のチェックをあらかじめ聞いてもらえて、これまた非常によかったです。

 

カフェのメニューも日本風。和食のプレート、うどんやそばのセット、サラダ、揚げ出し豆腐や鶏の唐揚げといったメニューがありました。カチャンではなく、日本のかき氷もありました。

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ちなみに私はおでんセット(14ドルくらい)をおいしくいただいてきました。カフェは良心的な価格設定だと思います。

 

スーパー銭湯と思うと高いけれども、カフェでご飯やおやつを食べたり休憩所で休んだりしながら、半日くらい過ごすということなら悪くないのではないかと思います。

2017/08/09

シンガポールあれこれ

 早いものでシンガポールに来て1ヶ月がたちました。殺伐とした空気の勤務校を離れ、ひたすらのほほんと過ごしています。そんななか感じたことを綴っておこうと思います。

・言葉について

シングリッシュと言われる独特の言い回しよりも、第1言語(私が接しているのはほとんど中華系の人々なので中国語)にしばしば切り替わること、独特の抑揚(第1言語の影響なのかなんなのか、ネイティヴスピーカーのそれとは違うもの)がある。こうしたことにいまも難儀している。

日常的に英語を使っている人々とはいえ、流ちょうさは人それぞれ。

・気候について

「暑いでしょう?」と聞かれるけれど、最近の日本の暑さと比べてべらぼうに暑いという感じはない。蒸すような感じもそれほどない。

・街について

シンガポールというと、ディズニーランドのように清掃が行き届いているというイメージがあったけれどもそうでもない。ちょこちょこと路上にゴミが落ちていたりする。

・食べ物について

私は食い意地がはっている人間なので、何でもおいしくいただけている。ただし、気を使わないでいると野菜不足になってしまう気がする。野菜といえば、炒め物やスープの具材にするのが主流のようで、生野菜(サラダ)を見かけることがない(チューター役をしてくれている同僚に聞いても、サラダは食べないと言っていた)。

麺類が豊富(ビーフンがけっこう食べられている)

ホーカーで食事をしているかぎりでは、外食でも安くすむ。

ただし、お酒は割高。缶ビールは1本2〜3ドルほどで日本とそう変わらないかな…という感じだけれども、ワインはかなり高い。日本で1本1000円以下のものを買ってがぶ飲みしていた身からすると、目玉が飛び出るようという感じ。

・服装

ビシッときめているという人が少数派で、ほとんどの人はこだわりがないように見える。

女子のショートパンツ率、ワンピース率高し。パンツにしろスカートにしろ丈が短い(年齢問わず)!!!

休日のビーチサンダル率も高し。

・その他

シンガポールの人たちはハンカチではなくティッシュを持ち歩く。

不動産の話が好き(「このあたりはいい雰囲気でしょ?ここらの物件は高いんだよ〜」ということをよく言われる。日本人だから言われるのか?)。

農地はないが、緑地は少なからずある。

国家としてまとまってはいるけれども、民族ごとのすみ分けは明確。

神田ステーションホテル